第200回腐食防食シンポジウム
防食塗装の国際標準の重要性とその適用の現状

主題:防食塗装の国際標準の重要性とその適用の現状

趣旨

我が国が防食塗装分野のISO国際規格の分科会(ISO/TC35)メンバーとして活動を開始したのは1990年代の初頭であった.塗料の試験法を中心としたおよそ70の規格が存在していたに過ぎなかったが,今やその数は数百になる.当時SC14委員会が設立されて,防食塗装に関するISO12944の制定に向けての審議が開始され,その活動は現在に継承されてきた.その間に飛躍的にグローバル化が進み市場は拡大した.
この腐食防食シンポジウムでは,防食塗装分野の国際標準であるISO12944シリーズ規格を紹介し,また少し広い視点から,国際標準の現状と重要性について考えてみたい.すなわち塗装以外の腐食防食分野の観点から見て,さらに視野を広げて世界標準と戦略的重要性についても焦点を当てたい. ISO12944シリーズ規格は海洋・陸上鋼構造物の塗装現場でも広範囲で活用されているが,今や欧米,アジアでの市場では大きな影響力を持つに至っている.現在塗料・塗装分野のこの国際規格は大幅な改定が進められており,このシンポジウムではこれまでの現状と最近活発に討議されている今後の動向についても紹介したい.

主催

 (公社) 腐食防食学会

日 時 2025年2月6日(木)13:00~18:00
場 所 東京理科大学 森戸記念館(新宿区神楽坂4丁目2−2)
交 通 JR飯田橋駅西口/東京メトロ飯田橋駅B3出口より徒歩6分,都営大江戸線牛込神楽坂駅A3出口より徒歩3分
参 加 費(税込) 正会員・特別(法人)会員・協賛団体会員 11,000円,学生会員 6,600円,会員外 22,000円

協賛団体(依頼中)

 (特非) 安全工学会,(公社) 化学工学会,(一社) 火力原子力発電技術協会,(一社) 軽金属学会,(一社) 鋼管杭・鋼矢板技術協会,(一社)色材協会,(一社) 資源・素材学会,ステンレス協会,(公社)精密工学会,(公社) 石油学会,(公社) 電気化学会,(公社) 土木学会,(公社) 日本化学会,(一社) 日本ガス協会,(一社) 日本機械学会,(公社) 日本金属学会,(一社) 日本原子力学会,(一社) 日本建築学会,(一社) 日本高圧力技術協会,(公社) 日本工学会,(一社) 日本鋼構造協会,(公社) 日本材料学会,(一社)日本伸銅協会,(公社) 日本水道協会,(公社) 日本セラミックス協会,(一社) 日本チタン協会,(一社) 日本鉄鋼協会,(一社) 日本非破壊検査協会,(公社) 日本プラントメンテナンス協会,(一社) 日本防錆技術協会,(一社) 日本溶接協会,(一社) 表面技術協会,(一社) 溶接学会

申込方法

 参加申込書に必要事項をご記載の上,FAX・メール・郵送のいずれかでお申し込みください.なお,お申し込みいただいて1週間経過しても事務局から連絡がない場合はご連絡ください.
※資料はPDFでの配布となります.ダウンロードについては追って参加申込者にご連絡いたします.

申込先 〒113-0033 文京区本郷2-13-10 5階
(公社)腐食防食学会
Tel.03-3815-1161, Fax.03-3815-1291
E-mail: ysm.hng-113-0033@jcorr.or.jp

参加申込用紙はこちら

プログラム

13:00~13:10 1. 研究専門委員会分科会主査挨拶
JFEテクノリサーチ株式会社 村瀬正次
13:10~14:00 2. 国際標準の戦略的重要性と腐食防食分野(塗装を除く)のISO
前ISO/TC156,TC107国内委員長 伊藤 叡
14:00~14:40 3. 陸上・海洋鋼構造物の塗装の国際標準とその適用の現状
株式会社INPEX 砂場敏行
14:40~15:20 4. ISO12944を中心とする重防食塗装における国際規格について
日本ペイント株式会社 矢尾板聡
15:20〜15:30 (休 憩)
15:30〜16:20 5. 技術の普及における世界標準の重要性
一橋大学 江藤 学
16:20~17:00 6. 防食塗料分野の国際規格と我が国のかかわり
東京理科大/日本塗料工業会 田邉弘往
17:00~17:30 7. 討論会