鉄がさびるということは?
鉄は、うすいねずみ色ですが、湿った空気中、あるいは水がつくと、表面にさびが出来て赤色を帯びます。赤色のさびを取り除くと、下から黒色を帯びたさびが鉄管に発生したさび出てくることもあります。地中に長い年月埋もれていた鉄は、黒味を帯びた黒褐色のさびが出来ます。
鉄は、高温に加熱されても、さびが出来ます。この時は、赤色を帯びたさびが出来たり、黒色を帯びたさびが出来ます。
これらのさびの色は、褐鉄鉱(かってっこう)、磁鉄鉱(じてっこう)、赤鉄鉱(せきてっこう)の色に良く似ています。さびるということ捨てられたジュースの缶のさびは、鉄鉱石発掘された古墳時代後期の鉄製のさびた刀から作り出した鉄が、再び鉄鉱石に戻ることなのです。鉄は酸素や水と仲が良いので、酸素や水と結合し、再び酸化物や水酸化物に戻ります。さびるということは、鉄の表面が、酸素や水にふれ、元の鉄鉱石の状態に戻ることです。
色々な鉄鉱石